シークワーサーとかぼす・すだちの違いとは?特徴が微妙に違う果実
日本国内では、シークワーサーやレモンと同じような果実に、すだちやカボスがあります。
これらの生食用ではない用途に使用する食材は「香酸柑橘」というグループに属します。
つまり、レモンやライムなどの果物も、「香酸柑橘」に分類されます。
同じ緑色の熟していない状態で収穫し、魚に果汁を搾ったり、ジュースに使用したりと用途も似たり寄ったりな果実たち。
ですが、名前が違うように、特徴を比べてみると、カボスやスダチにもハッキリとした違いがあります。
シークワーサーとかぼす・すだちの違いとは?
すだちの特徴
すだち(酢橘)は主に徳島県で栽培されている柑橘類です。
大きさに差はありますが、ゆずの仲間です。
かぼすやゆずと比べると、ゴルフボール程度の大きさと25〜50gの重さで小ぶりです。
スダチは、その香りが一番の特徴でもあります。
すだちだけに含まれる成分に「スダチチン」というものがあり、血液中の血糖値を下げる役割のインシュリンの働きを助ける効果があることが判明しています。
カボスの特徴と、スダチとの違い
かぼすは、主に大分県で栽培されている果物で、すだちよりも一回り大きい実になるのが特徴です。
果頂部がドーナツ状に盛り上がっている所でも、スダチとの違いを見ることができます。
肝心の味・風味ですが、やはり酸っぱいのは間違いないのですが、スダチと比較すると若干丸みがあります。
レモンのようなストレートな酸味というよりも、ミカンに近い風味がします。
シークワーサーがかぼす・すだちと違う点を比較
かぼすとすだちがゆずの「近縁種」としての共通点がありますが、シークワーサーは沖縄諸島または台湾に自生している果実という違いがあります。
味・風味とカボスやスダチと比較すると、強く、ミカンよりもレモンに近い印象です。
シークワーサーの香りは独特なさわやかさがあり、若干苦みのある風味がします。